俺、ツインテールになります。 18

俺、ツインテールになります。18巻、発売しました。
表紙はアルティメギル首領です。
今回の口絵も素晴らしい……! 18巻のイラストは隅々までじっくり見て欲しいです! 俺ツイのファイナルバトルは、最高のイラストでその口火が切られました!

以下、ネタバレ注意。読み終わった後にどうぞ!

これはあとがきとかでも書きましたが、終盤も終盤なので初期からのレギュラーが結末を迎えていき、寂しさを感じています。

スワンギルディは最初の巻から、スパロウギルディは2巻からここまでずっと登場していましたが、今回の18巻で一区切り。

特にスワンギルディの最終闘体のヴァイラス=最強生物は、気合いを入れたアイディアです。
輝かしい神話に名を連ねるよりも、泥くさい最強を目指す。それがスワンギルディの辿り着いた姿なのです。作者が言うのもおかしいですが、お疲れ様。長い間ありがとう、スワンギルディ。

次にアルティメギル基地。
作家デビュー作の俺ツイ1巻から、「一方その頃」で何度も敵サイドのストーリーの拠点となってきた場所です。新人賞への応募時もノリノリでエレメリアンパートを書いてたのを今でも思い出せます。
アニメでもかっこよくデザインしていただきました。
そのアニメの特典小説で、何を書いてもいいと言われたからひたすらエレメリアンが基地でアホ会議をするだけの回を書いたら軽く怒られた、あのアルティメギル基地です。
その基地が戦いの舞台になり、炎に包まれていく――。
執筆していて、胸にくるものがありましたね……。

特撮作品でも終盤(とかその後の劇場版)とかではこういう拠点的な場所が「このセットはもう使わないから」という理由で派手にブッ壊すこともあるらしいですが、俺ツイは今回がその回という意識です。

そして、愛香。他人にどう思われようとも総二のナイトであり続ける、スワンギルディと同じくはったりの華々しさよりも揺るぎなき信念を貫く真の戦士。
前回のチョコなど散々な目に遭うことも多いけど、そういう時は後で必ず格好良く活躍する、それは1巻からずっと変わりません。
そんな愛香のラブシーンも普通のラブコメとはちょっと違うかもしれないですが、総二のために10年もの間一日も欠かさずツインテールを結んで見せてきた愛香にとって、あの言葉こそが一番の告白なのではないかなと考えて書きました。
16巻のトゥアールもそうなのですが、ツインテールの物語のヒロインたちにとって、それこそが青春なのです。

巻頭の組織図も最後の更新がされ、ついにダークグラスパーの上に終の零星が加わりました。
15巻で登場したハデスギルディの姿も18巻で公開されましたね。このエレメリアンもお気に入りの一体です。
ニコ生でちょっと触れましたが、ハデスギルディはこういうキャラを作ろうと思ったきっかけとなったリスペクト元があります。

switch用ゲーム・スプラトゥーン2をプレイしていた私は、とても優しい態度の”クマサン”に逆に底知れなさを感じてしまいました。こんなクソ下手な私に優しく労いの言葉をかけてくれる……なんて怪しいんだ。こういう紳士的でありながら真意の見えない要素を持ったキャラを最後のボスキャラの一人にしようと思ったのが、ハデスギルディの始まりです。
この作品なので、最終的に紳士だけど変態というキャラになりました。

↑つまりこれが

↑こうなる。

いや、もちろん外見は何一つモチーフになってませんけどね! めっちゃかっこいい!!

そんなハデスギルディを含めた四体の神のエレメリアン、それにアルティメギル首領。最後の強敵たちとツインテイルズが、18巻で激突。その戦いの行方は――。

そしてこちらは(作ってもらった)店舗特典。
実はフェアとか以外で俺ツイのSSペーパーが特典につくのは18巻まで来てこれが初めてなのだ……。興味のある方はぜひ読んでください!

俺、ツインテールになります。はラストスパートです。19巻へ続く!!

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